2009年09月02日

【新店】麺屋魚々や@海士有木

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 市原の海士有木に7月に出来た新店です。ここは以前「麺の膳なか甚」というお店があった場所で、リニューアルしての営業とのこと。大きな看板には店名よりも大きく「ラーメン」の文字が踊ります。「煮干豚骨にぼとん」や「房総半島の魚介をたっぷり使って良いダシたっぷり出てっぺよ」などの文字が書かれ、店名は本当に小さくちょっと書かれている程度。しかし客の側からすれば店名が書かれているよりも余程こちらの方が親切です。分かりやすく入りやすいのはいいことです。店の脇にも手書き文字と手書きイラストでメニューなどが紹介されています。エストのファサードを真似たような感じです。

 店内は大きな厨房に面した形のL字型カウンターで10席と、4名用のテーブルが2卓。注文は入ってすぐの券売機になります。スタッフはキッチン兼ホールが3名。券売機の一番上に書かれているのは「にぼとんつけめん(写真)」(700円)で、他に「にぼとんラーメン」(650円)「濃厚醤油ラーメン」(650円)「コク味噌ラーメン」(720円)「中華そば」(550円)「油そば」(650円)などがありました。連れもいましたので、「にぼとんつけめん」と「濃厚醤油」をいただきます。

 店内には浅草開化楼の麺箱が飾られています。このエリアで開化楼を打ち出しているお店はほとんどないのではないでしょうか。果たして浅草開化楼の印籠がここで通用するかは定かではありませんが、少なくとも麺に高い意識を払っているという演出にはなっているようには思います。しかしそれは裏を返せば麺に対してのハードルを上げるということですから、お客さんからすれば相当麺に期待を持って食べるはずです。そうなると麺の扱いなどより一層の留意が必要です。

 「にぼとんつけめん」は極太の縮れ麺が固めの茹で加減。茹で時間も結構かかる麺ですし、回転やオペレーションなど考えると扱いが大変かとは思うのですが、このエリアならばもう少し茹でてもいいかも知れません。麺の量は基本で200g。ちなみに麺の大盛は無料とのことでした。つけダレはいわゆる「濃厚豚骨魚介」「どろざら系」という言葉でカテゴライズ出来る、昨今あちこちで見られるタイプのつけダレです。濃度というよりも粘度が高く、そこに魚粉が浮いていて、甘味が強いタイプ。ここ数年本当にこういうタイプのつけダレが増えましたね。そういう意味では目新しさはありませんが、この界隈では「麺屋むげん」くらいしか思い当たらず、まだ少ないタイプなので良いのではないでしょうか。また「濃厚醤油」は濃厚というほど濃厚さは感じず、粘度も高くありません。麺は中太ストレート麺でこちらも茹で加減が固いです。チャーシューはつけ麺の方は角切りの細かいチャーシューがつけダレに入っていて、ラーメンの方はバラロールチャーシュー。どちらも特筆すべき点はありません。

 ここ数年の流行のつけ麺を普通になぞったメニューは、いわゆるラーメン好きにとっては別段目新しさはありませんが、近隣の方に取っては十分満足出来るお店なのではないかと思います。そしてつくづく思うのは、どこのラーメン屋さんも随分美味しくなったのだなぁということ。一昔前ならこういうお店が登場したら大騒ぎだったことでしょう。今のラーメン店は当たり前のレベルが高くなっています。だからこそ今の時代、ラーメン屋として成功するのは大変なことなのだなとも思います。市原エリアにはあまりないタイプのラーメンですし、ぜひ頑張っていただきたいです。

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【麺屋魚々や@海士有木】

住所:市原市西広6-4-25
電話:0436-37-0708
時間:11:00〜16:00,18:00〜21:00
定休:木曜



posted by Ricky at 13:30 | Comment(2) | TrackBack(0) | 市原市 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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