
浜野にある「千葉大勝軒」の支店が茂原の国道128号線沿いに先月10日オープンしました。最寄り駅としては新茂原になるでしょうか。昨年春にあすみヶ丘に2号店をオープンしており、こちらが3号店になります。当初は「麺家一徹」の系列店でしたが今は独立しています。
店は以前「千成らーめん茂原バイパス店」だった場所です。他の2店と同様の真っ白い看板が街道沿いでもよく目立ちます。カウンター8席に小上がりが3卓と20席のキャパシティです。厨房2人にホールに女性2人、BGMが流れていないのがちょっと寂しい感じがします。接客は申し分なく、厨房のオペレーションもスムーズです。ただ卓上に置かれた水が非常に美味しくなかったです。
メニューは本店やあすみヶ丘店と変わらないと思います。「もりそば」(730円)を注文しました。麺は自家製の中太ストレート麺で、でんぷんも加えているのでしょうか、かなりつるつるとした食感です。それでいて弾力に欠けるというか、もっちり感がなく食感的に弱さを感じます。どうも浜野やあすみヶ丘で食べた印象とは異なりますが、もしレシピを変えていないとするならば熟成時間や茹で時間に違いがあったのかも知れません。つけダレとの絡み、引き上げも弱く麺に乗ってきません。
つけダレはスープの旨味よりも調味料のバランスを強めているのは他の店と変わりませんが、甘味、酸味、辛味の3つの絶妙なバランスが東池の特徴だとするならば、甘味が圧倒的に強く、酸味と辛味がかなり抑えられた味になっています。あすみヶ丘などはもう少し甘味は抑えられていて酸味などがもっと感じられたように思います。卓上に酢などもありますので、自分で調整すれば良いのでしょうが、デフォルトはかなり甘くて驚きます。結果として動物系の旨味や魚系の風味がかなり消されてしまっているのが残念です。チャーシューは肉厚のものが2枚入っていて満足感があります。
エリアも味も出身店である「一徹」の茂原店とかぶると思うのですが、接客はさておき味などを比べられるとなかなか厳しい気もします。場所的にもネームバリュー的にもアドバンテージがあると思うので、味が追いつくように頑張っていただきたいです。



【千葉大勝軒茂原店@茂原】
住所:茂原市北塚1247-1
時間:11:00〜21:00
定休:水