2010年09月27日

【新店】らあめんclover@成田

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 成田に今月オープンしたばかりの新店です。場所は成田駅から51号方面へ下る坂の途中、D51が置かれている栗山公園の並びにあります。以前は居酒屋だった場所だと思いますが、蔦が絡まる建物に馴染むように、なかなかお洒落な雰囲気のファサードに仕上がっています。店内はちょっとした喫茶店のような雰囲気で、小さな厨房を囲むようにカウンターが8席と、6名用の小上がりが1卓の14席が用意されています。注文は店に入ってすぐの券売機で。若いご主人の藤岡さんがにこやかに出迎えてくれます。藤岡さんは名店「九段斑鳩」で長年経験を積んで独立された方とのこと。いやがおうにも期待は高まるというものです。

 メニューは「醤油らあめん」「ニボらあめん」(各680円)の2種類で、あとはトッピングのバリエーション。まずは基本となる「醤油らあめん(写真)」をいただきます。決して洗練されているとは言いませんが、無駄な動きもなくていねいに作業を進めているのに好感が持てます。スープはその都度IHで温めて提供するようです。そして出て来たラーメンは、修業先のそれとは全く異なる、いわゆる神奈川淡麗系を彷彿とさせるビジュアルになっていました。これはちょっと意外でした。

 ベースのスープは鶏のみ。豚や魚介などは入っていません。鶏油は軽めなので多分スープから出ているものだけでしょうが、下手に油を足していない分非常にすっきりと飲みやすく仕上がっています。これは多分にこの近隣の客層に配慮してのことでしょう。そして鶏の旨味と共に鼻腔を抜けるのがキリッとした醤油の香り。小見川の「ちば醤油」のブランド「下総醤油」と「千波」を使って醤油ダレを作っているとのことですが、醤油のしっかりとした風味と香りがギリギリのバランスで出されています。スープをしっかりと持ち上げる細ストレート麺は、東金の「中村製麺」に特注したオリジナル麺で、千葉県産の小麦をブレンドしたもの。気持ちザクッとした食感が心地よいです。具は柔らかなチャーシューにしっかりと味のついたゴボウ。海苔に刻み葱が2種。どれも存在感を出しながら麺とスープを邪魔しない脇役に徹しているのが立派です。

 正直新店とは思えないクオリティに驚き、思わず予定にはなかったもう一杯の「ニボらあめん」も追加で注文してしまいました。しかしどうやら同様のお客さんが多いらしく「山路さんで今日4人目です」と言われました(笑)。っていうか、営業始まってまだ1時間くらいなのに(苦笑)。こちらは通常のらあめんに煮干しの粉などを入れたもので、鶏の旨味の中にたゆたう程よい魚介加減が悪くはありませんが、二杯を比較した場合には圧倒的に前者のシンプルな醤油らあめんの方に分があると思います。

 千葉の食材や素材を活かした、千葉に根付いたラーメンを作りたいと語るご主人は、先に書いたように醤油はちば醤油、麺には千葉県産の小麦、野菜や肉などの素材についても極力千葉県産のものを使用しているのだそうです。店名の「clover」もご主人の地元である四街道の四と、千葉県の葉を英語にしたもの。さらにアルファベット表記なのは、chibaのcとramenのrの間にloveが入っているから、というあまりにも出来過ぎた店名。それだけ千葉への思いが熱いご主人が作る一杯。おそらく今後さらに進化していくでしょうから、まずはスタートラインの今の味を記憶に留めておくべきだと思います。千葉のラーメン好き必食の店が成田に出来ました。
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【らあめんclover@成田】

場所:成田市花崎町766-2
時間:11:30〜14:30,17:00〜21:00頃(スープ切れまで)
定休:日
オープン日:9月17日



posted by Ricky at 12:00 | Comment(1) | TrackBack(0) | 成田市 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする