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富里インター近くに出来た「麺屋青山」が手掛ける味噌ラーメン専門店です。気がつけば麺屋青山系列の店はこの店で10軒目。当初は小さな規模のお店で展開していましたが、今年に入って「成田大勝軒」など大型店舗もオープン。この店もテーブル主体でカウンターも含めて50席近くある大型店舗になります。店内には製麺室も完備していて、駐車場も14台分あります。
メニューは味噌、醤油、塩とあってさらにラーメンとつけ麺(味噌と醤油)もある全方位型の構成ですが、味噌ラーメンだけでも4種類(つけ麺入れたら5種類)あるのが特徴でしょうか。厨房からは途切れる事なく鍋を振るう音が聴こえてきます。野菜などを中華鍋で炒めて、そこに味噌ダレとスープを入れてスープを焼いていく。札幌味噌ラーメンの製法を忠実に守って作っていることに好感が持てます。この作り方だとスープに野菜の旨味がしっかりと移りますし、味噌ダレとスープも一体になって、スープがとにかく熱々になるのです。その分手間はかかりますが、この大型店でそれをやっているのは立派だと思います。
そして出て来た「普賢象味噌らーめん(写真)」(750円)は、見るからに濃度粘度の高いスープに野菜がいっぱい。スープベースは濃厚な豚骨スープ。そこに白味噌ベースの味噌ダレを合わせています。かなり濃い目の味わいになっていますが、しつこさはあまり感じさせません。麺はカネジン食品に特注した全粒粉入りの低加水縮れ麺。この麺がザクザクした食感が楽しく、一般的な味噌ラーメンとはまったく異なる表情を生み出しています。これはなかなか面白い麺で濃厚なスープに負けない存在感があると思います。具材はしっかりと焼かれている野菜も良いですが、コロコロにカットされた炙りチャーシューが香ばしくて美味。どちらも調味が強く若干塩度が高めになっている気がするので、スープの方にもう少し甘みが入るとバランスが良くなるように思いました。
もう一つの看板メニューである「味噌つけ麺」。つけダレはスープも味噌ダレもラーメンと同様で、若干酢の酸味と唐辛子の辛味が入っています。麺は店内の製麺室で打たれた多加水太麺で、全粒粉もブレンドしたこの店だけのオリジナルレシピなのだとか。ありがちな硬い麺ではなくしっかり茹でられた柔らかな麺は、大勝軒の遺伝子を感じさせるものでした。つけダレの辛味や辛味は決して強くはないので、食後感がラーメンに似てしまう懸念はあるものの、つけ麺が好きな方には満足出来る仕上がりになっているのではないでしょうか。
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【味噌らーめん普賢象@富里】
場所:富里市七栄523-1
時間:11:00〜翌6:00
定休:なし
席数:45席(カウンター、テーブル)
主なメニュー:
普賢象味噌らーめん 750円
味噌らーめん白 750円
味噌らーめん黒 750円
辛味噌らーめん 750円
味噌つけ麺 750円
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