
↓各ブログランキングに参加中!応援のクリックをお願いします!↓



2003年にオープンした千葉初のラーメン複合施設「千葉ワンズモールラーメン劇場」が、11月19日に全店舗リニューアルしました。6軒の中で唯一コラボレーションをテーマにしたお店が「北海道味噌ラーメン熊ごろし」です。ここは「魂麺」(本八幡)と「麺屋青山」(成田)によるコラボレーション店というコンセプト。プライベートでも仲が良いという魂麺店主の山西氏と青山店主の青山氏が、北海道ラーメンをモチーフにした味噌ラーメンを提供するお店を作りました。これまでも劇場内の「魂麺」や「だんらん」などで麺屋青山の麺を使ったり、イベントなどではBMWとしてコラボレーションはしてきた両店ですが、常設店として二枚看板でやるのは初めてのことです。
メニューは「みそラーメン」(780円)「濃黒醤油麺」(680円)「熊ごろしつけめん」(730円)「熊ごろしみそラーメン」(880円)というラインナップとバリエーション。北海道ラーメンを謳うだけあって、やはり味噌が看板メニューとなっています。とりあえずお店一押しという「特製みそスペシャル(写真)」(980円)を頂いてみます。いわゆる全部乗せですが、基本のラーメンに200円プラスでチャーシューや味玉が乗ってくるのであればCPは高いのではないかと思います。
スープはしっかりと鍋でス焼く札幌の製法で作られているのでいつまでも熱々です。北海道ラーメンを謳うならばやはりこうでなければいけません。肝心の味噌の味ですが、北海道産味噌をベースに信州味噌などをブレンドまろやかな甘みがあって、生姜と花椒のアクセントがキリッと立っています。味噌とは違った優しい甘さは何なのかと思えば、市川産の梨を味噌ダレにブレンドしているのだそう。独特の甘みは味噌と良く合っていて美味しいです。
一般的な味噌ラーメンと比べると随分と辛味は抑えられていますが、辛いのが好きな人は「熊ごろし」というトッピングがあります。油分が若干高く、味噌味と塩分濃度も高めになっていますので、味噌ラーメンとしては濃い目の部類に入ると思いますが、個人的にはもう少し味噌ダレを抑えてスープの味わいを立たせても良いかなとは思いました。麺はもちろん麺屋青山製の中太縮れ麺で、茹で加減も食感も申し分なし。札幌味噌というイメージとは若干離れた麺ではありますが、スープとの親和性も悪くないと思います。
また「濃黒醤油麺」はスープを焦がして作っていて、こちらも生姜が香る札幌の醤油ラーメンや五行の焦がし醤油を想起させる味わい。「熊ごろしつけめん」はこちらも魚粉を活かしたつけダレですが、昨今の豚骨魚介系のつけ麺とは異なったコクがあるのにサラッとした味わいがなかなかです。味噌以外のメニューもハイレベルでまとめてくるあたりはさすが人気店2軒のコラボというところでしょうか。いわゆるラーメン好きが好むような際立ったインパクトというものはありませんが、どれも高い水準で幅広い層に受け入れられる完成度の高いラーメンだと思います。
【北海道味噌ラーメン熊ごろし@千葉ワンズモールラーメン劇場】
住所:千葉市稲毛区長沼町330-50 ワンズモール2F
時間:11:00〜22:00
定休:不定休(ワンズモールに準ずる)