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4日船橋にオープンする新店です。この店は実籾の「麺屋あらき」の新業態店になります。店舗でいえば5店舗目になるのでしょうか。これまで必ず「麺屋あらき」という屋号を含んでいましたが、今回店名から外れました。ちなみに「戯拉戯拉」とは、「拉麺に戯れる」お客さんにたくさん食べに来て欲しいという思いが込められているのだそう。
お店はカウンター8席のみの小さなお店ですが、ストレートカウンターに厨房も開放感があって、同じ船橋の「竃の番人」よりは広く感じます。注文は店に入ってすぐ、右側にある券売機で。メニューは「極旨らーめん」(680円)と「濃旨つけめん」(720円)の2本立てで、あとは「味玉らーめん」(780円)「極太チャーシューめん(写真)」(980円)「極旨スペシャル盛り」(990円)など、そのバリエーションになります。
今回のこの店のコンセプトというか味の方向性は、これまでの麺屋あらきとは違った味ということで、魚介を使わない豚骨醤油味にしたのだそう。まぁ平たく言えば「家系的」な味を目指したとは店主の荒木さん。もちろん方向性が家系的なのであって、スープの取り方などは家系とはまったく異なりますし、味そのものも家系とはまた違った味になっているかと思います。
スープはゲンコツ、背ガラ、豚頭といった豚骨と、鶏ガラ、モミジの鶏を一緒に10時間ほど炊き上げたもの。常に回転させながら取り立てを使う家系とは異なり、こちらでは取り切りのスープを冷蔵して寝かせて使います。この時点でフレッシュな旨味が味の核となる家系とは、目指すところがまったく異なると言って良いでしょう。カエシのバランスは少々高め。まだカエシの角が取れていないのは仕方ないとしても、結構尖ったイメージではあります。カエシを立たせた醤油っぽい味にしていくのか、それともスープのまろやかさを前に出していくのか、このバランスが今後どうなっていくかが楽しみです。
そして今回より待望の自家製麺にシフト。西船橋の「竃の番人外伝」を立ち上げた時から自家製麺化に向けて準備を進めていましたが、ようやくの始動ということになりました。中太ストレートの麺はこちらがイメージしているものよりも、固めというか粘弾性に欠け、パツンと切れるような食感になっていました。それは茹で加減がどうこうというわけではなく、単に麺の基本設計がそういう形になっているのだと思います。この食感だと卵白も相当入っているでしょうし、かん水もカリウムの比重が高いのではないでしょうか。その上、グルテンの生成も今ひとつでアシがほとんどありません。現状はスープのレベルに麺が追いついていないというところでしょうか。ここらへんはやはりもっと麺についての勉強と経験が必要なように思います。
そうは言ってもやはりこれまでいくつもお店をやってきているだけあって、接客、店の雰囲気、商品を含めて、パッケージとしての完成度は高いと思います。写真の「極太チャーシューめん」は一瞬「極旨」の間違いなのかと思いましたが、チャーシューが「極太」になっているのですね。チャーシューの厚さが5センチ程はあるでしょうか。しっかりと温めて提供されますので、肉厚ですが柔らかな食感になっていて面白いと思います。ただチャーシュー切るのが面倒臭かったという話もありますが(笑)。
ちなみに4日〜6日の3日間はプレオープン期間ということで、売り切れ仕舞になるそうです。早じまいする場合もあるのでご注意下さい。
【戯拉戯拉@船橋】
住所:船橋市本町4-41-29
時間:11:00〜翌4:00/11:00〜22:30(日)
※6日までは売り切れ仕舞。
定休:無休
この日は「極旨ラーメン」を美味しくいただき、次回は「濃旨つけめん」をと思っています。
専門家ではないので上手く表現が出来ませんが、「極旨ラーメン」を美味しくいただいた時に、「味の加減を:普通・少し濃い目・濃い目」の選択があると良いなとを思いました。
船橋市内に在住ですが、美味しい店がまた1店増え順に食しながら回ると、次は何月に行けるのかなと嬉しい(美味しい)悩み事が続きます。