
5月2日にオープン予定の「麺屋青山」が手掛ける新店「濃厚らーめんガツリ」に一足早く行ってきました。お店ではオープンに向けて連日試作が重ねられていますが、その試作にお呼ばれして参加して来ました。店は国道51号線沿いで「酒々井家」から成田寄り、元千成らーめんだった場所を改装しています。カウンター8席にテーブルが16席、小上がり18席と青山系の店では一番の大箱。店主の青山さんもいつになく気合いが入っているように見えます。またこれまでの店よりもより接客を重視したいと、あえて券売機を置かずにホールスタッフを充実させていくのだそうです。
店名にもあるように「濃厚」で「ガッツリ」食べさせるというのがコンセプトのよう。そして素材も今まで以上に吟味して、厳選素材を使うということになるようで、例えばチャーシューなどは奥久慈バイオポークなどのブランド豚を使っていたり、野菜などはその時期の旬の産地のものを選び、店頭でその日の使用素材なども掲示する予定だとか。試作段階なので最終的にどうなるかは分かりませんが、今日現在のメニューラインナップは、ラーメンが5種類で「鶏白湯(塩)」「豚骨魚介(醤油)」「辛味」「あっさり(醤油)」「味噌」。つけ麺についても味噌以外の4つが揃う模様です。
一通りを試食させていただきましたが、一番印象に残ったのは青山さんも一押しという「鶏塩らーめん(写真)」(700円)です。国産鶏ガラを13時間以上強火で炊き上げたスープは濃厚でいてざらつきがありません。青山さんは学生の頃京都で天下一品を食べてラーメンに開眼したそうですが、その時の思いが少なからず詰まっているようにも感じます。天下一品が多少ワイルドで下品なスープだとすれば、こちらの鶏は上品なイメージと言いましょうか。中太の自家製麺は少々固めですがスープとの親和性は高く感じます。スープに粘度がかなりあるので麺を食べているだけでもスープがどんどん減っていくようなイメージです。軽く炙ってある鶏チャーシューも美味しいです。またこのベースの味で「鶏塩つけ麺」(750円)もあるのですが、敢えて塩分や酸味を出さずにスープ本来の味を感じて欲しいというバランスになっていて、ポン酢か何かを添えて好みで入れられるような工夫を考えているようです。ちなみに麺はラーメンで2種類、つけ麺で2種類使う予定で、いずれも普通、中盛、大盛は同料金にするそう。
「豚骨魚介」はある意味定番というか無難にまとまっている一杯で、昨今流行の豚骨と魚粉が強く出ている味で面白みには欠けますが、一般受けはいいラーメンになるのではないでしょうか。「あっさり」は鶏ガラとゲンコツで軽めに取ったスープに節などの和出汁が軽やかで、少々カエシ強めのバランスが気になりましたが、豚骨魚介のインプレッション同様に、一般客というか幅広い層に食べてもらうための選択肢としては十分のクオリティでしょう。このスープを使った「鴨つけそば」(750円)はあっさりとして食べやすいつけ麺で、鴨の油なり甘味なりが出ていればもっと良いと思いました。
あとちょっと変わったメニューでは「辛味らーめん」(700円)が良かったです。ラーメンの上に麻婆豆腐が乗っているという、まぁそのアレなラーメンなわけですが、まず麻婆豆腐単体として美味しいです。そこらへんはさすが中華出身というところでしょうか。辛味もバカみたいに辛くしてあるわけではなく、カウンターとなる甘さの使い方が実に上手いと思います。スープと具のバランスが非常に良いということですね。辛味は調節可能にするようです。
断りを入れるまでもなく、あくまでも試作段階でのインプレッションですので、僕個人の感想もお伝えしてありますし、オープン日にはさらなるブラッシュアップなり変更がはかられているはず。オープンは5月2日(土)午前11時です。



【濃厚らーめんガツリ@酒々井】
住所:印旛郡酒々井町中川119
電話:043-481-6808
時間:11:00〜翌6:00
定休:なし
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山路氏の味覚を疑う。
お口に合わなかったようで、残念でした。
確かにあっさり系が好みの方にはオススメ出来ませんね(^^;
あっさりでもコクがあって美味かったよ
麻婆豆腐の乗った辛味ラーメンも
なかなか美味しかったですよ!
次回はぜひ!
アクっぽくて…。
あれはコクではなくアクですね。
豚骨よりも僕は鶏白湯が好みでした♪
<url>http://www.feeder.kharkov.ua/ico_forum/online.htm|ム裲� � 跖粽
<url>http://www.feeder.kharkov.ua/ico_forum/online.htm|ム裲� 糘褌</url>